5-7-ヘビ嫌いのハト
アリスの物語
「ヘビめ!」とハトがさけびました。
「だれがヘビよ!」とアリスは怒って言いました。
「やっぱりヘビじゃないか!」今度はちょっと元気がなくて、なんだか泣いてるみたいでした。「卵をかえすだけで大変なのに」とハト。
「それは大変ですね。お気の毒に。」アリスはハトが何を言いたいのか分かってきました。
「それで、やっと森のなかで一番高い木に巣をつくったばかりなのに」とハトの声があがってかなきり声になりました。「空からくねくね降ってくるんだから!まったくヘビめ!」
「だから、私はヘビじゃないって言ってるでしょう!」とアリス。
「じゃああんた何なのさ!」とハトが言います。
「あ、あたしは女の子よ」
「もう少し上手なウソついたらどうだ」とハトは、ものすごくバカにした口ぶりで言いました。
「あんたはたまごを探してるんだろう。だったらあんたが女の子だろうとヘビだろうと、あたしには何の違いもないわ!」
「私はたまごなんか探してないわ。それに探しててもあんたのたまごなんかいらないわ。」
「だったらすぐに失せな!」とハトは言って、また自分の巣に戻りました。
問題:アリスのマッチ棒クイズ
3本のマッチ棒を取り除いて、3つの三角形にしましょう!
答えが解ったらシェアしてみよう!
関連記事
-
M1-3-ごっこ遊び
アリスの物語 じゃあごっこ遊びをしましょうね!子猫ちゃん、あなたが赤の女王さま役 …
-
2-3-3-涙の池で泳ぐアリス
アリスは涙でできた池に落ちてしまいました。 ネズミやアヒル、カニなどたくさんの生 …
-
8-5-おかしなクロケー場
アリスの物語 「おまえ、クロケーはできるか?」 「できるわ!」とアリス。 「では …
-
2-2-3-「飲んで」と印刷された小さな瓶
アリスの物語 アリスはテーブルのところに戻りました。すると今度は、小さな瓶が乗っ …
-
2-2-4-鍵を忘れたアリス
アリスの物語 「変なの!わたし、望遠鏡みたいに縮まってるのね」とアリスは言いまし …