5-1-いもむしの忠告
アリスの物語
「あんた、だれ?」といもむしが言います。
「あまりよくわかんないんです。少なくとも、今朝起きたときには自分が誰だったかはわかってたんです。でも私何回か変わったみたいで」
「そりゃいったいどういうことだね」といもむしはきびしい声で言います。「自分の言いたいことも言えんのか!」
アリスは言いました。
「はい、自分の言いたいことが言えないんです。だって私、自分じゃないんですもの。」
いもむしはバカにしたように言いました。「あんた、だれ?」
これで話がふりだしにもどりました。アリスは、いもむしがずいぶんと短い返事しかしないので頭にきました。そこでアリスはとても重々しく言いました。「思うんですけれど、あなたもご自分のことをまず話してください。」
「どうして?」といもむし。
これまた悩ましい質問です。そしてアリスは良い理由を考えつかなかったし、いもむしもずいぶんと機嫌がよくないようだったので、あっちに行くことにしました。
問題:アリスの間違い探し
アリスと水パイプを吸ういもむしの絵があります。でも同じではない部分が4個あります。どこが違うか探してみよう!
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