2-3-2-涙の海に落ちたアリス
アリスの物語
アリスは扇子と手ぶくろを拾いました。廊下がとても暑かったので、扇子であおぎながらしゃべり続けました。「今日は何もかも不思議!昨日まではいつもどおりだったのに。」
色々なことを考えながら手を見てみると、驚いたことにうさぎの小さな手ぶくろが手にはまってしまっていました。「どうしてこんなことができちゃったんだろう?」とアリスは思いました。
「私、また小さくなってるんだ」
立ち上がってテーブルの所へ行って、身長をはかってみました。すると、だいたい身長60センチくらいで、さらに縮み続けています。やがてその原因が手にもった扇子なのに気がつき、慌ててそれを落としました。
「さあ、そしたらお庭ね!」と、小さな扉をめざして全速力で戻りました。しかし小さな扉はまたしまっていて、小さな金色の鍵はテーブルの上です。「こんなに小さくなったの初めて!」と言ったとき足を滑らせました。そしてあごまで塩水につかっていたのです。最初に思ったのは、どういうわけか海に落ちたんだろう、ということでした。でもすぐに気がついたのは、自分がいるのはさっき身長3メートルだったときに泣いた涙の池の中だ、ということでした。
同じように見える2枚の画像。でも同じではない部分が3個あります。どこが違うか探してみよう!
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