4-5-ケーキを食べて小さくなる

アリスの物語
「これは家に火をつけるしかないぞ！」とうさぎが言いました。そこでアリスはおもいっきり声をはりあげました。
「そんなことをしたら、猫をけしかけてやるから！」

すぐに静かになったので、アリスは考えました。
「次はいったい何をするのかしら。」

次の瞬間に、たくさんの小石が窓からとびこんできて、いくつか顔にあたったのです。アリスはどなりました。
「あんたたち、二度とやったらしょうちしないわよ！」
するとまた静かになりました。

不思議なことに、その小石が床にころがると、全てケーキに変わっていました。
「このケーキをひとつ食べれば、必ず小さくなると思う」

アリスはケーキを一つの飲み込んでみるとすぐに縮みだしたので、大喜びでした。扉を通れるくらい小さくなると、すぐに走ってそのお家を出ました。アリスはおもいっきり走って、やがて深い森に入ったので安心しました。

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